2018年度 理事長所信

               自らが光り輝け!

          ~光り輝くまちの未来を創造する為に~

 

はじめに

63年もの長きに亘り瀬戸の地にて「明るい豊かな社会の実現」を掲げ瀬戸青年会議所は先輩諸兄によってその想いは受け継がれ、いつの時代も経済の成長と共に発展し活動を行って参りました。

2020年開催予定の東京オリンピックに向けてあらゆる業界が活性化される中で、昨年瀬戸市を含む六古窯の産地が提唱するやきもの産地のストーリーが、愛知県で初めての日本遺産として認定されました。東京オリンピックを見据えたインバウンドが話題になり瀬戸市も今後観光、そしてインバウンド消費に向けて発展する事が期待されます。

まちが盛り上がる中で、メンバーが減少傾向にある瀬戸青年会議所としてどの様に発展し何ができるのか。その為に我々は何をしなければならないのか。

戦後間もなく日本経済の発展を目指して立ち上がった青年会議所も経済の発展と共にその想いは弱くなってきたのかもしれない。そんな事を考えてしまったときがあります。青年世代の人口減少が分かっている今、そしてメンバーが減少傾向にある中、このまま行けば自然消滅する事も充分考えられます。しかしその先に待つ未来にどんな希望があるのでしょうか。

JCしかない時代からJCもある時代にそして今ではJC以外の団体もまちの事を想い活動を行っている時代です。しかしながらその団体をよくよく見ればそのメンバーには我々の先輩諸兄の名前があります。青年会議所はあくまで40歳で卒業を迎えますが、その志は生涯消える事なく青年会議所を卒業してからもまちを想い活動されている先輩諸兄がいるからこそ今の瀬戸市があると思い知りました。

我々はあくまで現役として活動を行っていますが、実はその先にある未来の為の研修期間なのではないかと感じています。私は時代の流れと考えこの組織が無くなる事は、現在は見えていないまちの未来の損失であると考えます。

であるならば先輩諸兄が築き上げたこの組織と想いを次の世代に確実に繋いでいく事が大切であり、この組織を継続し今の時代の課題に合わせて発展させて行く事が使命であると痛切に感じています。

 

輝く人になれ

魅力がある組織とは魅力がある人の集まりであり、魅力がある人の周りに人は集まります。そして魅力がある人は輝いています。自らが光り輝く魅力ある人になればそこに人は集まってきます。光り輝く魅力ある人とはどんな人でしょう。自信に満ち溢れている人でしょうか、容姿が素敵な人でしょうか。夢や希望を持ち、それを語れる人でしょうか。どんな人に誘われたら嬉しいでしょうか。友人になりたいでしょうか。これは会員拡大においても重要な事ではありますが、リーダーとなる人にも重要な事であると考えます。我々は自らが光り輝ける人にならなければなりません。

我々が光り輝きまちに貢献できれば、組織は輝きまちの人そして青年世代に大きなアピールとなります。青年会議所が憧れの組織となれば人は自然と集まると確信しています。魅力ある組織になる為にも自分に何ができるのか、どんな人が輝いているのかを考え、一人ひとりが光り輝く事が必要です。

 

情報の発信

情報が溢れるこの時代において全ては見直され比べられます。時代は合理化が求められ、全てにおいて効率と費用対効果が考えられます。しかしながら全てをその物差しで測る事が正しいのでしょうか。このまちには歴史と伝統があります。それはお金では買えない新しいまちには無い文化であり誇りであると私は信じています。長い年月をかけて培われた物であるからこそ意味があり、一朝一夕では成し得る事ができない物で有ると信じています。今の時代においてまちの豊かさは文化であると考えます。

発信の仕方は多様にありSNS等インターネット上で誰でも世界に向けて情報を発信できます。そして何が人を惹きつけるかは、やってみなければ分らないところではありますが、組織の魅力やまちの魅力を発信する事で何かに繋がる可能性は大いにあると考えます。

 

会員拡大

メンバーが減少傾向にある今、組織を継続し発展させる為には人を増やさなくてはなりません。なぜ拡大を行うのか、何を行う事が必要なのか。改めて考える必要があるのではないでしょうか。人が増えれば組織はより活性化し魅力ある人が一人でも増えれば組織の魅力にも繋がります。逆に人が減る事は組織の魅力が小さくなっていく事に繋がってしまいます。では人を増やすにはどうすれば良いのでしょうか。楽しい所に人は集まります。魅力がある所に人は集まります。では楽しい事をやれば人は集まるのか。魅力を伝えれば人は集まるのか。我々の活動や魅力はどうやって伝えれば伝わるのか。一人ひとりがこの問題を考える事が拡大においてまずは必要な事なのではないかと考えます。

今までは誰かがやってくれる。その様な想いが強かったのではないでしょうか。自分の為の活動だけではなく組織としての活動も行わなくては組織としての意味がありません。色んな魅力が詰まった組織でなければこれからの発展はありえません。これからは一人ひとりが当事者意識を持ちこの課題の解決策を考えなければなりません。

我々の活動はときにスマートな活動では無いかもしれませんが、スマートにできる事に驚きはあっても感動を生み人の心を揺さぶる事はありません。今の時代であるからこそ感情を揺さぶる事が大切なのではないでしょうか。魅力ある組織とはそんな人の集まりなのではないでしょうか。

光り輝くまちの未来の為には我々が魅力ある組織でなければなりません。

 

結びに

いつの時代も20歳から40歳までという青年会議所のルールの中で青年世代がこのまちの事を想い、自らの修錬の場として、奉仕を行う中で友情を深めてきたからこそ今があります。ただ修錬を積む場ではなく、ただ奉仕を義務的にしている団体では無いからこそ、そこには綱領があり、共通する志のもと全国で活動が行われ、共に切磋琢磨したからこそ、そこに深い友情が生まれます。深い友情は青年会議所を卒業しても共に過ごした時間や思い出と合わせて一生続く関係であると信じています。

63年もの長きに亘り続いてきた瀬戸青年会議所ではありますが、「明るい豊かな社会の実現」に向けて、これからは時代や規模に合わせ変えなければならない事もある改革のときかもしれません。しかしながら変えて良い所と変えてはいけない所は当然あります。伝統や受け継がれた想いを大切にこれからも誇りを持って活動を行う事は変わりません。

青年会議所に限った事ではありませんが、どれだけ真剣に取り組めるか、たとえ失敗したとしても取り組んだ姿勢やその過程が大切です。そして結果を踏まえ反省を次に生かす事でより素晴らしい活動が行えるのが青年会議所の良さであります。失敗を恐れず我々は思い切って挑戦する事が大切です。

全ては光り輝くまちの未来を創造する為に。