2017年度 理事長所信

心でつなぐ未来 ~全ては感謝の心から~

■はじめに

瀬戸青年会議所が創立して本年で63年目を迎えます。もし青年会議所が必要でない団体であるならば時代に取り残され、62年もの間この瀬戸の地において活動を継続させるのは不可能だったと思います。取り巻く環境は大きく変化しようとも常に「明るい豊かな社会の実現」に向けて我々に今何ができるのか、何をしなければいけないのかを真剣に考え運動を発信し続けてきたからこそ今活動できているのです。

青年会議所活動に限らず、先人たちが築き上げてきた歴史の上に立っている我々は、この恵まれた環境を築いてもらったことに感謝すると同時に、我々の築いた道の上に立つ後人のことを常に考え、責任世代と言われる我々が、何ができるのか、何をしなければならないかを真剣に議論し行動していかなければなりません。

各々を取り巻く環境を言い訳にするのではなく、20歳から40歳の青年世代の今だからこそできること、今しかできないことに真剣に向き合い活動してまいりましょう。

まちの豊かさはそこに住む人々の心の豊かさだと思います。心の豊かさの根源は感謝の気持ちだと思います。我々が愛する瀬戸のまちに心豊かな人々がさらに多くなってもらうために、まずは我々がどんな些細なことにも感謝の気持ちを持ち活動していくことこそが先人から託されたものを後人につないでいく第一歩です。

その先には必ず自らの成長が待っています。青年会議所はそんな機会を常に提供してまいります。

■資質向上

 私は青年会議所活動において一番大切なことはメンバーの資質向上だと考えています。

我々は青年会議所メンバーである前に、一人の青年経済人です。企業の代表として青年会議所に所属し、活動をさせていただいている身であります。では、なぜ企業は活動に理解をしてくれているのでしょうか。当然、企業としての社会奉仕の一環という側面もありますが、それ以上に個の成長に期待しているからだと思います。青年会議所活動を許されているということはそれと同時に個の資質を向上させる義務が生じているからです。そして個の資質を向上させることが企業の発展につながり、まちの発展につなげていくことが青年経済人としての務めです。

人にとって一番大切な能力は「楽しみ」を見つけ出す能力だと私は考えます。

どんなことでも楽しんで行える人は常に輝いて映ります。売上などの様に頑張って取り組めば、目に見える形で結果となる場合、それが目標となり努力を楽しみに変えることのできる人は少なくないでしょう。でもそれは与えられた「楽しみ」でしかありません。しかし、企業を継続、発展させていくには今と同じことをやっていてはいつか衰退していくでしょう。しかし、仕事と違い青年会議所活動は頑張っても頑張らなくても日々は過ぎていき、対価が発生するわけでも、目に見えて成果が出るものでもありません。それは時に目標を見失わせます。そんな中、活動に意欲を持って取り組み続けることは非常に困難であり苦痛が伴いますが、「楽しみ」を与えられる側から与える側になるには「楽しみ」を見つけ出す力が必要不可欠です。対価などの目に見えるものではない「楽しみ」を周りの人に与えることができれば青年経済人として最強の武器になるでしょう。

自分を支えてくれている全ての環境に感謝し、その気持ちに応えるためにも自分磨きに励んでまいりましょう。

 

■青少年育成

「明るい豊かな社会の実現」を目指していく上でまちの未来を担う子どもたちはまちの宝であり、その子どもたちに瀬戸の魅力を伝えていくことがまちづくり運動の根本だと考えます。

瀬戸は陶磁器を中心とした古くからの歴史と、豊かな自然があり、本当に魅力のあるまちだと思います。しかし、その魅力に気づいている子どもたちはどれほどいるでしょうか。

近年では高速道路のインターチェンジが開通し、宅地開発も進み、名古屋市や豊田市のベットタウンとしての役割が大きくなってしまい、もしかすると瀬戸がやきもののまちであることも知らない子どもたちがいるようにも感じます。

新しい産業や企業誘致、新興住宅地の開発により近隣都市からの人口の取り込みも大切なことだと思います。しかし、今まで先人たちが築き上げてきた歴史があるからこそ今の瀬戸があります。

子どもたちに、受け継がれてきた歴史、文化の大切さを伝え、瀬戸に対する郷土愛を深めていくことができれば、そんな子どもたちを一人でも多く育んでいくことができれば、子どもたちが大人になった時「このまちに住みたい」「このまちで自分の子どもを育てたい」と想う心を持ってもらうことができ瀬戸のまちがより豊かなまちになっていきます。

我々を育ててくれた瀬戸のまちに感謝し、その想いを次世代の子どもたちに伝えてまいりましょう。

■LOMの未来を見据えて

 我々が青年会議所活動に励んでいけるのは支えてくれる家族がいる、バックアップしてくれる企業がある、そして励まし合える仲間の存在があるからに他なりません。

入会の動機や目的は様々です。各々の取り巻く環境も全く違います。しかし、何の障害もなく青年会議所活動をできるメンバーはおそらくいないでしょう。歯を食いしばりながら、やせ我慢をしながら、時には逃げ出したい気持ちを押さえ込みながら人のため、まちのために必死に活動しています。そんな青年会議所活動だからこそ楽しくなければなりません。メンバー全員が楽しんで活動することができれば自ずと各々が輝き、組織が輝きます。そして会員拡大へとつながります。

会員拡大活動は青年会議所活動の一つのバロメーターです。いくら拡大しようと思ってもその人が青年会議所の魅力にとりつかれていなければ結果につなげることは非常に難しいと思います。

先輩諸兄から託していただけることに感謝し、この光をさらに輝かせ未来につないでまいりましょう。

 

■最後に

青年会議所は機会を与えてくれる場所でしかありません。

その機会を活かして自分の成長につなげていけるかどうかは常に自分自身の中にあります。

全ての事柄は捉え方次第です。一見すると意味のないと思える活動の中にこそ本当に大切なものが隠れています。

人のため、まちのためでなく自分のためで構いません。全力で青年会議所活動をすることで、少しでも自己成長につなげていけば、それが必ず誰かのため何かのためになり未来につながっていきます。

全てのことに感謝し、前向きに捉えて全力で活動してまいりましょう。